【新高島駅周辺】原鉄道模型博物館・日産ギャラリー・臨港パークを楽しむ

横浜港に面するウォーターフロントの再開発地区"横浜みなとみらい21”は1983年に着工され、1989年の「横浜博覧会」をきっかけに本格的に開発が進みました。
2004年には横浜高速鉄道みなとみらい線が開通し、新高島駅も同時に開業しました。
駅開業当時はほとんど更地に近い状態だった街も今では高層ビルが建ち並ぶ近未来的な都市へ発展しています。
今回は新高島駅周辺の見どころを巡ります

目次

新高島駅

みなとみらい線 新高島駅 1番出口

新高島駅の1番出口です。
新高島駅はかなり深い地下ホームですが、日光を取り入れるスケルトンの未来的なデザインですね。

新高島駅前のオフィスビル群

駅を出るとガラス張りの近代的なオフィスビルに囲まれ、思わず見上げてしまいます。
「NISSAN」「FUJIFILM」「SONY」など世界に冠たる一流企業が集結しているではありませんか!

京急グループ本社ビル

その一角には、京浜急行電鉄株式会社を中核とする企業グループ「京急グループ」の本社ビルもあります。
元々、品川にあった本社を2019年に横浜へ移転したそうです。
電鉄会社の本社が自社管理の駅前でない場所にあるというのは珍しい気がしますが・・

京急ミュージアム

京急ミュージアム

京急グループ本社ビルの一階には『京急ミュージアム』になっていて、無料で見学できますので寄ってみましょう。

京急ミュージアム

と、その前にミュージアムの外に何か書いてあるので読んでみます。

京急ミュージアム

この敷石が示す幅は、京急電鉄のレールの幅をあらわしています。
この幅は、国際的な標準軌と呼ばれるもので、1067ミリメートルの狭軌などに比べ高速安定性などに優れており、19世紀初頭にイギリスで採用されて以来、新幹線を始め世界中で使用されています。
京急電鉄の前身、大師電気鉄道では、官設鉄道が狭軌を採用するなか、1899年の開通に際し日本で初めてこの標準軌を採用。
当時を記す社史には、まだ小さな路面電車に過ぎなかったにもかかわらず、将来を見据えてこの線路幅を「英断をもって断然採用」したと示されています。
京急グループが持つ、創業以来の「進取の精神」「可能性への挑戦」の象徴として、ここに表現しました。

案内板より引用

将来を見据えて標準軌(1435mm)を採用したことが京急をはじめとする日本の鉄道の発展に繋がったんですね。

京急ミュージアムの京急デハ236号
車両展示

昭和初期から活躍した京急車両「デハ236号」の展示。鉄道ファンには嬉しいですね😁
デハ236号は昭和4年に製造され、品川~横浜~浦賀間の直通運転を実現した歴史的な車両です。

京急ミュージアムの京急ヒストリーの展示
京急ミュージアムの京急ヒストリーの展示

車内は京急グループの歴史を紹介する「京急ヒストリー」のコーナーになっています。

京急ミュージアムの京急ヒストリーの展示

京急のこれまでの歩みを物語る貴重な資料が展示されています。

京急ミュージアムのジオラマ

京急沿線の風景を再現した「京急ラインジオラマ」のコーナーでは京急電車が縦横無尽に走り回っています。
これはきっと八ツ山橋ですね。

京急ミュージアムのジオラマ

品川駅も細部まで再現されています。

京急ミュージアムの鉄道シミュレーション

ほかにも、実写映像の運転シミュレーターを体験できる「鉄道シミュレーション(事前予約制)」や京急バスの運転士を体験できる「バスネットワーク」などの親子で楽しめるコーナーも充実しています。

ただ、休日は子供連れの混雑していますので平日にゆっくり見学したいですね。

日産グローバル本社ギャラリー

日産グローバル本社

次に京急グループ本社ビルの向かい側にある日産グローバル本社ビルへ向かいます。

日産グローバル本社
日産ウォーク
Wheels of Innovation(ホイール・オブ・イノベーション)

日産グローバル本社の2階にある長い歩行者通路は「日産ウォーク」と呼ばれ、「みなとみらい歩道橋」と「はまみらいウォーク」をつなぎ、横浜駅東口とみなとみらい地区の行き来に便利な通路となっています。
日産ウォークに設置されている"日産再生の記念碑”「Wheels of Innovation(ホイール・オブ・イノベーション)」は「グローバリズム」「サステナビリティ」「チャレンジ」「アライアンス」「ダイバーシティ」という日産の成長を支えた5つの柱を象徴しています。

日産グローバル本社ギャラリー

1階は日産グローバル本社ギャラリーになっており、日産が国内外で販売するクルマの展示や歴代のクルマ・レーシングカーが展示されています。
特にスカイラインGTRやフェアレディZなどのスポーツカーが人気のようです。

日産グローバル本社ギャラリー

実際の売れ筋は軽自動車などコンパクトカーになるんですかね。
それにしても展示車がミニカーに見えるほどの広大な空間で解放感が半端ないです!

日産グローバル本社ギャラリー
フェアレディ240ZG ハイウェイパトロールカー

1階に降りてみました。
私が注目したのは「フェアレディ240ZG ハイウェイパトロールカー」です。
初代フェアレディZ(S30型)は、1969年(昭和44年)12月に発売され、国内外で大ヒットした名車です。
このパトカーは1972年(昭和47年)3月から神奈川県警察・高速道路交通警察隊で活躍しました。

原鉄道模型博物館

原鉄道模型博物館
原鉄道模型博物館

横浜三井ビルディングの2階にある「原鉄道模型博物館」は、世界最大級の屋内ジオラマが魅力の博物館です。

原鉄道模型博物館

この博物館を創設した原信太郎はらのぶたろうは、自作や収集を通じて約6000両もの鉄道模型を所蔵した鉄道模型会の巨匠です。

原鉄道模型博物館

原信太郎が所蔵した膨大な模型の数々が展示されています。
鉄道ファンには堪らないコレクションですね。

原鉄道模型博物館

原信太郎の小学校高学年~10代に描いた鉄道車両の図面と、模型作りのための資料として読んでいた海外の図書の展示コーナー。
原信太郎は東京工業大学工学部卒。そもそも頭が良いのです。

原鉄道模型博物館

本物の街のような世界最大級のジオラマ「いちばんテツモパーク」を精緻な鉄道模型が疾走します。
広さはテニスコート1面分よりも広い約310㎡。一般公開されている一番ゲージの屋内ジオラマとして世界最大級です。

原鉄道模型博物館

朝焼けから蒼く静かな夜まで、一日をリアルに表現!

原鉄道模型博物館

原信太郎の模型は通常の模型と異なり、鉄のレールと鉄の車輪を用い、架線から電気を集めています。
また、揺れ枕やスパーギア、コアレスモーターなどを用いて本物の鉄道と同じように惰力走行を実現しています。

本物の鉄道車両の構造を忠実に再現することで発せられるリアルな走行音を動画でご確認ください。

原鉄道模型博物館
横浜ジオラマ

横浜の今昔を再現した「横浜ジオラマ」もあります。
かつての横浜駅(現在の桜木町駅)周辺の様子や馬車道・中華街エリアなど、横浜の街並みが再現されたジオラマをHOゲージの鉄道模型が走っています。

原鉄道模型博物館の入館料は大人1500円。 一見の価値有りです!

横浜アンパンマンこどもミュージアム

横浜アンパンマンこどもミュージアム

原鉄道模型博物館から臨港パークへ向かう途中、横浜アンパンマンこどもミュージアムがあります。
アンパンマンこどもミュージアムは全国に5ヶ所(横浜・名古屋・仙台・神戸・福岡)あるアンパンマンのテーマパークです。
横浜アンパンマンこどもミュージアムは2007年4月に開園した日本初のアンパンマンこどもミュージアムで、開園当初はみなとみらい4丁目にありましたが、2019年に6丁目に移転リニューアルしました。

横浜アンパンマンこどもミュージアム
おおきなアンパンマン

入口前に立つ「おおきなアンパンマン」は記念撮影スポットとして人気です!

横浜アンパンマンこどもミュージアム
ちいさなアンパンマン

ミュージアムの東側にひっそりと立つ「ちいさなアンパンマン」はモノトーンの石像です。
こっちの方もシュールな感じで可愛いですね。

臨港パーク

臨港パーク

パシフィコ横浜の屋外エリアにある緑地公園「臨港パーク」は、みなとみらい地区最大の公園です。
埋め立て地にある公園は平たんであることが普通ですが、この公園には丘があります。
樹木も生い茂り、都会のオアシスとなっています。

臨港パーク
アーチ橋

美しいデザインが魅力的なアーチ橋が潮入りの池に架かります。
潮入りの池とは海の満ち引きに合わせて池の水位が変化することから名づけられた池です。

臨港パーク

アーチ橋を渡ると緩やかにカーブする水際線やみなとみらい地区のビル群を望むことができます。

日本人ペルー移住100周年記念像の「リマちゃんと握手」です。
1899年2月27日、第一次航海船佐倉丸は日本人790名の夢を乗せて横浜を出航し、4月3日にペルーの首都リマ市に到着しました。
その100周年を記念して1999年2月27日に設置された像は、リマ市の方向を向いて右手を差し出し、太平洋を挟んで日本とペルーの友好を象徴する存在です。
ちなみに、リマ市には「さくらちゃん」という姉妹像が設置されているそうです。

かなり大きい芝生広場もあります。この日の最高気温は37℃、さすがに人は少な目でした。

公園中央部にはいかりのオブジェ」が設置されています。高さは2mくらいありそうな巨大な錨です。
横浜港の景色にピッタリ馴染んでますね。
八角形の台座に鎖で囲まれたデザインも海の守り神のような雰囲気がでています。

臨港パーク
横浜市風力発電事業の案内板

横浜市風力発電事業の案内板があります。
対岸に見える大きな風車は、なんと横浜市民が作った風力発電所だそうです。

横浜市風力発電事業

望遠レンズ5倍にして対岸の瑞穂ふ頭に建つ風車を撮影してみました。
風車の最高到達点は118mにもなり、横浜マリンタワーやコスモクロック21より高いそうです。

動画も撮ってみました。
回転スピードが結構速かったので沢山発電できてそうですね⚡

臨港パーク
御製の碑
御製の碑
臨港パーク

広い公園にポツンと建つ御製の碑です。
平成17年に全国豊かな海づくり大会が開催された際、臨席された天皇陛下が詠まれた和歌が刻まれています。
「魚の住む海保ちたる横浜の 港につどひ真鯛放てり」
海の恵みを大切にする心と人々の協力によって、その豊かさを未来へつなげていこうという願いが込められています。

後ろを振り向くと、このように美しい海岸線が広がっています。

ぷかりさん橋

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの海側に位置する「ぷかりさん橋」は、日本初の"海に浮かぶ客船ターミナル”で、その名の通り、建物自体が海にぷかぷか浮いています。

ぷかりさん橋

客船ターミナルは緑屋根の洋館風デザインで、2階にはホテル直営のレストラン「PIER21」となっています。
クルーズ船や屋形船、プレジャーボードなどが発着する海の駅であり、みなとみらい地区の代表的な観光スポットです。

横浜ベイブリッジ

夕日に照らされた横浜ベイブリッジが輝いて見えます!

インターコンチネンタルホテル
パシフィコ横浜
国立大ホール

パシフィコ横浜のペデストリアンデッキを渡って、みなとみらい駅へ向かいます。
インターコンチネンタルホテルを後ろから見るとこんな感じなんですね。

パシフィコ横浜

パシフィコ横浜は日本を代表する国際会議場で、会議・展示会・イベント・コンサートなど様々な催しに対応できる複合施設です。
2010年にはアジア太平洋経済協力首脳会議(APEC)も開催されました。

旧陸軍護衛空母「山汐丸」のイカリ

旧陸軍護衛空母「山汐丸」のイカリ
みなとみらいセンタービル
旧陸軍護衛空母「山汐丸」のイカリ
みなとみらいセンタービル

「みなとみらいセンタービル」の芝生広場に旧陸軍護衛空母「山汐丸」のイカリが展示されています。
このイカリはビル建設工事中の2008年に発掘されたものです。

みなとみらいセンタービル

かつてここには三菱重工業の造船所があり、約一千隻の船が建造されました。

日本陸軍 特2TL型戦時標準船 『山汐丸』
日本陸軍 特2TL型戦時標準船 『山汐丸』  出典:Wikipedia

「山汐丸」は船団護衛空母兼用タンカーとして昭和20年1月27日に竣工し、日本陸軍の指揮下で運用される予定でしたが、戦況の悪化で使用見込みが無くなり、就役しないまま貨物船への改造が決まりました。
改造のため三菱重工横浜船渠せんきょにおいて係留待機中の同年2月17日に空襲を受けて大破・着底しました。
戦後の解体中に船首が折れて沈没し、費用的に引き揚げが困難であったため、残骸を岸壁の一部として再利用することになり、通称「山汐岸壁」と呼ばれました。 悲しい歴史ですね😢

みなとみらい駅

みなとみらい線 みなとみらい駅
みなとみらい線 みなとみらい駅

みなとみらい線、みなとみらい駅という名前がカッコいいですね。
当駅は平成16年(2004年)2月1日、みなとみらい線の全線開通と同時に開業しました。

今回は横浜みなとみらい地区の東側、新高島駅からみなとみらい駅までの街歩きでした。
鉄道発祥の地に相応しい京急ミュージアムや原鉄道模型博物館、自然豊かな臨港パークを中心に見どころ満載のおすすめスポットです。是非お出かけの参考にしてください。

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この記事を書いた人

■歴史・地理が好きなサラリーマンです。
■大河ドラマとブラタモリは欠かさず見ています。
■当ブログは散歩専門の観光ガイドです。
■訪れた街の歴史や魅力を簡潔にまとめています。
■街歩きの予習やルート選定にお役立て下さい。

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