日本を代表するオフィス街大手町から老舗百貨店が軒を連ねる三越前駅までをブラブラ散策します。
東京駅の北側で再開発が進むエリアに残る名所旧跡に立ち寄りながら進みましょう♪

地下鉄大手町駅C5出口です。シックな印象の新しい出口ですね。
将門塚 ~ 首が京都から飛んできた!? ~

大手町オフィスビル街の一等地に、歴史の教科書にも登場する「平将門」の首を供養する首塚があります。

平安時代中期、「新皇」を自称し東国の独立を標榜した平将門は、朝敵と見なされ平貞盛や藤原秀郷らによって討たれました。

その後、京都の七条河原でさらされた将門の首が怨念により東国に向かって飛んでいき、ここに落ちたと伝えられています。。
そのような伝説から、平将門は菅原道真・崇徳天皇と並んで日本三大怨霊と呼ばれています。
箱根駅伝ゴール地点 ~ 箱根駅伝「絆」像と歴代優勝校銘板 ~

読売新聞本社ビルです。さすが、立派なビルですね~


箱根駅伝の復路ゴール地点(読売新聞東京本社の南側)に建つ絆像です。

そして、絆像の傍には歴代優勝校銘板が設置されています。
総合優勝最多は中央大学の14回!
昭和30年代は中央大学が10回中8回優勝していますね。
箱根駅伝スタート地点 ~ 東海道五十三次になぞらえた駅伝ウォール ~


箱根駅伝のスタート地点はゴール地点と同じだと思っていませんか?
私は同じだと思っていたのですが、実は違いました。。
ゴール地点は読売新聞本社の南側ですが、スタート地点は北側なのです。



箱根駅伝のスタート地点にある「駅伝ウォール」は、東海道五十三次になぞらえて沿道の見所が解説されています。
ただし、日本橋を通るのは復路のみだそうです。
いろいろ、大人の事情があるんですね。
福井藩常盤橋江戸上屋敷跡

日本郵政グループなどが入居するオフィスビル「大手町プレイス」が建っている場所
この地には、江戸時代に福井藩の常盤橋江戸上屋敷がありました。


今はこの案内板があるのみで、残念な名所スポットになっています。
福井藩の初代藩主は徳川家康の次男 結城秀康。
二代目から松平の姓となり、親藩大名として大手門に近い重要な場所に広大な上屋敷を構えていたようです。
常盤橋公園 ~ 渋沢栄一が見つめる方向とは ~

この公園は1933年に財団法人渋沢青淵翁記念会によって復旧整備が行われました。

常盤橋公園に建つ「渋沢栄一」の銅像です。

一万円札の顔として知られる渋沢栄一ですが、日本銀行の方向は向いているわけではなく、彼が設立した日本初の銀行「第一国立銀行」(現・みずほ銀行の兜町支店)の方向を向ています。

常盤橋公園内には国指定史跡 常盤橋門跡の桝形石垣の一部が現存しています。
寛永6年(1629年)に築かれた江戸城外郭の正門で、内郭の正門である大手門に通じていたことから、大手口とも呼ばれていました。

迫力ある石垣です!

石垣の上に渡櫓があったんですね。

史跡 常盤橋門址の石碑が建っています。


明治になって木橋は石橋に架け替えられため、石橋を指す漢字として「常磐橋」となりました。(常盤橋 ⇒ 常磐橋)
日本銀行本店 ~ 銀行の銀行・発券銀行・政府の銀行 ~

本館は建築学界の第一人者 辰野金吾が設計したもので、国の重要文化財に指定されています。
明治29年(1896年)2月に竣工し、関東大震災でもビクともしませんでした。

ニュースで上空からの映像(円の形)ばかり見ているので、地上から見ると日銀っぽさがちょっと伝わりにくいですね。


2、3号館は昭和13年(1938年)6月竣工。
辰野金吾博士の弟子 長野宇平治の設計により、本館のデザインを踏襲して建設されました。

個人的には本館よりも2、3号館の方がよりレトロな趣があるように感じます。
三井本館 ~ 三井財閥の本拠地 ~

旧三井本館は関東大震災で被災したため、現在の三井本館は昭和4年(1929年)に再建されました。
パルテノン神殿張りの巨大な柱が並ぶ姿が目を惹きます。
もちろん、国の重要文化財に指定されています。

2代目三井本館は「壮麗、品位、簡素」をコンセプトとした美しい建造物でありながら、関東大震災の2倍の地震にも耐えうる強度を持つよう設計されています。

三井財閥の本拠地として建てられ、三井住友信託銀行や三井記念美術館が入っています。

「三井住友信託銀行」の文字にも富裕層御用達って感じの光沢があります。
三越日本橋本店 ~ 越後屋を前身とする老舗百貨店 ~

三越日本橋本店は、江戸時代に日本橋で開業した呉服店「越後屋」を前身とする老舗百貨店です。
「三越」の商号は、三井財閥の創始者「三井家」と創業時の呉服店「越後屋」からとったものです。

大正3年(1914年)には日本で初めて常設のエスカレーターが設置されました。

入口にライオンですよ。。「スゴい」としか言いようがない。

「わが国の百貨店の歴史を象徴する」ものとして国指定重要文化財に指定されています!
史跡 三浦按針 屋敷跡 ~ ウィリアム・アダムス ゆかりの地 ~

江戸時代初期に徳川家康の外交顧問とし活躍したイギリス人航海士「ウィリアム・アダムス(日本名 三浦按針)」はこの地に屋敷を与えられました。

日本橋からほど近い「按針通り」と呼ばれる小さな通りに屋敷跡を示す石碑が残されています。

本日のゴール「東京メトロ 三越前駅」です。
半蔵門線で一駅ですが、歩いてみると見どころ満載のエリアでした♪

目の前に日本橋がありますが、日本橋の魅力は別記事にまとめていますので下記記事をご覧下さい!

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